--------------------------------------------------------------------------- 【  曲 名  】フルートとピアノのためのブリリアンシー/ Brilliancy for flute and piano 【 作曲者名 】松平頼暁/Yori-aki Matsudaira 【 作詞者名 】未使用 【データ作成者】窪田 洋(TBE00266) 【 データ形式 】MIDI Format 1 Timebase 120 【 対応音源 】SC-88 【 圧縮形式 】LHA 【 出 版 社 】音楽之友社 --------------------------------------------------------------------------- 松平頼暁さんは松平頼則さんの子で、1931年生まれ。親子2代作曲家というの は結構いますね(バッハ家、モーツアルト家、シュトラウス家、諸井家など)。 この曲は1978年のフルートとピアノの作品です。一見(聴)、ミニマール風の 音楽ですが、本当はミニマール語法批判の曲だと思います。フールトとピアノの調 律のずれ、頻繁な反復音形の交代、過度なクレシェンドとディクレシェンド など 松平さんらしい風刺精神が横溢している曲で、なかなか楽しめます。 譜面をみて、同じ音形の繰り返しだらけなので、コピー機能を駆使すれば、入力は 簡単と考え、挑戦しましたが、大誤算。7連符だの、9連符だの タイムベースを 綺麗に割り切れない音価を使って、4つの音、5つの音などを反復させるものだか ら、コピー機能が使えない。連続する音を7連符、9連符に変換するCakeWalkのマ クロを作り、対応しました。こんな変なマクロ、他じゃ使い道はないでしょうね。 ピアノとフルートが4分の1音ずれて聞こえますが、作曲者の指定です。エクスク ルーシブデータを作り間違えた訳ではありません。曲の途中で止めて、GSリセッ トしないで別の曲を聴くと、とんでもない目に合いますのでご注意ください。 SC88にて調整していますが、こういう曲なので、他のGS音源でも十分聴けると思 います(ピアノのアタック値など楽器の音色のパラメータは多少変更した方がよさ そうですが)。 なお、フルートの音色はくれないさん、飯田さん、UXC さん、永田さんが最近発表 されている LFO設定技法(というのかしら)を使っています。新技法開発に関係さ れた皆様にお礼申し上げます。 ピアノのハーフペダル/ハーモニックス、フルートのフラッタリングなどの特殊奏 法は適当に処理しましたが、あまりうまくいってません。良い方法をご存じの方か らアドバイスをいただければ幸いです。                            窪田 洋(TBE00266)