---------------------------------------------------------------------------- 【  曲 名  】Pari Intervallo 【 作曲者名 】アーヴォ・ペルト/Arvo Part 【 作詞者名 】なし 【データ作成者】窪田 洋(TBE00266) 【 データ形式 】MIDI Format 1 Timebase 120 (CAKEWALK PRO for windows) 【 対応音源 】SC-88 【 圧縮形式 】LHA 【 出 版 社 】UNIVERSAL EDITION WIEN ---------------------------------------------------------------------------- アーヴォ・ペルトの1981年の作品。以下、作曲者のノート。 「Written on the death of M.K. and dedicated to his memory. The basic material of this composision is formed by two lines moving in parallel, whence the title. Pari Intervallo is like a chorale prelude, whose motto could be the words from Romans 14.8: "Whether we live therefore, or die, we are the Lord's."」。 ペルトが「新神秘主義」に作風を変えた後に作られた曲なので、極めてシンプル。 ハ短調、4/4拍子。全曲、全音符と符点2分音符だけの同じリズムパターンの繰り 返しで構成されています。バッハの平均律第1巻第1曲を短調にして、分散和音にす るの止めたよう感じの音楽です。 ペルトの音楽を初めて聴いたのは、1984年にECMから発売された彼の最初の作 品集です。まだCDが普及する前で、当時出回っていた輸入盤のアナログレコードを 購入しました。当然、作曲家のことは何も知らない。ライリー、ライヒなど米国の騒 々しい、賑やかなミニマールミュージックの真っ盛りのころで、静かで、透明な響き が印象的でした。数年後、日本でも名前が知られるようになりましたね。 レコードのライナーノートにペルトはエストニア生まれの作曲家でソ連から亡命した とあったので、地図で場所を確かめました。まさか10年経たない内に、ソ連が崩壊 し、その国が独立国になるとは、夢にも思いませんでした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 音色は楽譜の指定通り(リコーダ4本。ただし、ソプラノリコーダは同音によるワウ リング回避のため、オカリナで代用)ですが、他の楽器に変えても、結構いけると思 います(ECMより発売されているCDではオルガンで演奏されています)。 調整はSC88で行っています。他のGS音源では、ニュアンスの違いが発生するは ずです。音色関係のコントロールパラメータの設定は各チャネル MEAS 1 で行ってい ますので、お好みに合わせ、適当に修正ください。                                  窪田 洋